Uber Eats(ウーバーイーツ)からこのほど報酬体系を新しくするとの案内がメールできました。
今年3月1日から福岡市と京都市で、4月12日から神奈川県と那覇市で試験的に導入していたものが全国に広がるようです。
実際何が変わるのか?
目次(押すとジャンプします)
報酬体系以外の変更点
報酬体系以外にも2点変更になりました。
- 想定報酬額の事前提示
- 詳細情報の事前提示
想定報酬額の事前提示
配達リクエストを受ける前に、その配達によって獲得できる予定報酬額(手数料を控除した金額)を事前に知ることができるようになります。
今までは配達完了しないといくらもらえるかは分からなかったのですが、配達後、思っていたより報酬が低かったときのがっかり感がなくなっていいことだと思います。
詳細情報の事前提示
1. レストランの場所と名前、2. 配達リクエストを受けてから注文者に届けるまでの推定時間と距離、3. 商品の受け取り場所と引き渡しの場所、の3項目について配達リクエスト受信画面に提示されるようになります。
今までは、配達リクエストが来た時にピック先しか表示されず、ドロップ先はリクエストを受けた後にしか表示されなかったため、意図しない場所に飛ばされたり、配達距離が予想以上に長距離で萎える、といったことが起こっていました。
この機能により、配達エリア、場所などを自分でコントロールしやすくなり、配達しやすくなったと言えるでしょう。
従来の報酬体系
- (ピック報酬+ドロップ報酬+距離報酬)-手数料+ブースト+インセンティブ
・ピック報酬:265円(東京の場合)
・ドロップ報酬:125円
・距離報酬:60円/km
・手数料:(ピック報酬+ドロップ報酬+距離報酬)の10%
・ブースト:染みピークとエリアピーク
・インセンティブ:配達回数によるインセンティブ
非常にシンプルで計算しやすいです。
2021年5月10日以降の報酬体系(ダイナミック・プライシング)
- (基本金額(ベース)+配達調整金額)-手数料+ブースト+インセンティブ
・基本金額(ベース):
基本金額は配達で獲得する配送料の基準となる金額です。
この金額は配達に費やす予定の時間と距離、および商品の受け取り場所や届け先が複数あるかどうかを基に算出されます。
従来とは異なり、レストランから注文者までの距離だけでなく、リクエストを受けてからレストランまでの距離や配達に費やす予定の時間も料金に反映されます。
また、注文数や稼働中の配達パートナーの人数によっても、この基本金額は変動します。
(Uber Eats からの案内、原文のまま)
・配達調整金額:
以下のような特定の状況において、基本金額に加えて配達調整金額が加算されることがあります。
通常の目安よりも交通状況が混雑している場合
通常の目安よりも商品受け取り場所での待ち時間が長い場合
通常よりも配達の需要が高い場合
(Uber Eats からの案内、原文のまま)
・手数料:基本金額+配達調整金額の10%
・ブースト:変更なし。ただし、エリアブーストの倍率は「基本金額」にのみかかる。
・インセンティブ:変更なし
基本金額(ベース)と配達調整金額に、ダイナミック・プライシング(需要などの条件によって価格が変動)が採用されました。
今のところ、1件あたりの報酬の下限は300円、ダブルの場合の下限は100円となっています。
にしても、基本金額、配達調整金額の中身が不明瞭です。
中身がわからない分、今後またいきなり報酬が下げられるってことが起こらないとも限りません。
実際に新報酬体系で稼働してみた
3割程度報酬が減額されたとの噂も聞いていたので、実際に新報酬体系で先日稼働して確かめてみました。
2021年6月1日の11時~15時、東京都の筆者の住んでいる地域周辺で15回配達(ダブルピック2回含む)したときの報酬を、新旧の報酬体系で比較しました。
結果はこちら
配達稼働地域や時間などによって異なるとは思いますが、今回の結果では、旧報酬体系で計算した方が高くなる場合と新報酬体系での報酬の方が高い場合があり、一概に報酬が減らされているわけではないことがわかりました。
むしろ、新報酬体系での報酬の方が、トータルの報酬で83円高くなるという結果でした。
サンプル数が少ないので正確なことは言えませんが、お昼時(12時前後)は報酬が高くなる傾向で逆に14時以降は報酬が低い、配達距離が長いと報酬が高くなる傾向であることがわかりました。
前者は、単純にオーダーの多さが報酬に反映されており、後者は、長距離の場合、拒否する配達員が多いことが起因しているんではないかと思います。
まとめ
筆者が実際に稼働してみたところ、新報酬体系での報酬の方が高くなるという結果でした。(ただし、稼働地域、時間帯によって変わる可能性あり)
今回、久しぶりにUber Eats で配達してみたのですが、注文の多さは群を抜いています。
筆者は最近、出前館で稼働していることが多いのですが、出前館は1件あたりの報酬は高いですが、ピーク時間を過ぎるとオーダーがほとんど入りません。
また、オーダーをとれなかった時のストレスや、オーダーをとるために常に気を張ってスマホ画面を見ていなければならないこと、配達ルートを考えなければならないこと、などがありますが、その点Uber Eats は、いかに早く料理を届けるか、だけを考えていればいいため、気が楽でした。
アプリの仕様も、ドロップ地点の地図、住所、配達距離、想定報酬が事前にわかるようになって、かなり便利になったと思います。
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参考記事