コロナの影響もあって、飲食店に行かなくても、お店の味が楽しめるフードデリバリーサービスが定着化しつつあります。
それに伴い、フードデリバリーサービス業態に新規参入する企業が増えてきています。
実際にフードデリバリーサービスの配達を行っている筆者が、報酬体系についてまとめてみました。
目次(押すとジャンプします)
Uber Eats(ウーバーイーツ)
- (基本金額(ベース)+配達調整金額)-手数料10%+ブースト+インセンティブ
2021年5月10日の改定により、上記の報酬体系になりました。
基本金額(ベース)、配達調整金額の内訳が不明瞭です。
1件あたりの報酬は低めで300~400円ほど(配達エリアなどによって異なる)ですが、インセンティブ(配達回数クエスト)などをこなせば、そこそこ稼ぐことができます。
また、注文件数でいったらトップクラスと言っても過言ではありません。
- 基本報酬260円+距離×距離×20円/㎞+ブースト+インセンティブ
menuは純国産のフードデリバリーサービスです。
menuの特徴は距離報酬に乗算方式を採用している点です。
ロングピック&ドロップにより、1件あたりの報酬が急激に増えます。
また、インセンティブにレベルアップ報酬やランク倍率ボーナスを採用しています。
これにより、専業で配達すればするほど、報酬が増える仕組みになっています。
注文件数は少なめですが、ロング案件は多いので、1件1,000円超えの高単価も狙えます。
出前館
- (基本報酬+距離報酬)×(ブースト+報酬アップキャンペーン)
2022年8月より上記報酬体系が新しくなりました。
地域によって基本報酬、距離報酬が多少異なります。
基本的には下記表の「新報酬」に(ブースト+報酬アップキャンペーン)の倍率をかけたものが報酬になります。
距離報酬は、店舗から注文者宅までのいわゆる「ドロップ距離」のみに関してであり、現在地から店舗までの「ピック距離」は含まれません。
新報酬体系でも、現時点ではトップクラスの高額な報酬と言えると思います。
foodpanda(フードパンダ)
- 固定報酬450円+距離報酬100~160円程度/km+ブースト+インセンティブ
※正確な報酬計算式は公表されてはいません。
foodpanda(フードパンダ)はドイツ生まれのフードデリバリーサービスです。
正確な報酬計算式は公表されていませんが、他のフードデリバリーサービスと比べても高額な部類です。
ランク制度も導入しており、ランクが上がるごとに、固定報酬が50円アップします。
フードパンダは、一部エリアで最低時給保障制度を導入しています。
業務委託契約でありながら、アルバイトのような働き方も可能です。
フードパンダでは、稼働日時を事前に予約する必要があるので、少し面倒かもしれません。
Wolt(ウォルト)
- 固定報酬平日450円(休日550円)+ドロップ距離報酬100円/km(※101m以上の場合に限り距離報酬あり)+インセンティブ
※東京の場合、休日の料金は11~14時&17~21時の場合
フィンランド生まれのWolt(ウォルト)もあらかじめオンライン時間をシフト予約すれば、最低時給保証を受けることができます。
基本的な報酬も高めに設定されています。
また、ダブル、トリプルピックの場合でも、固定報酬+距離報酬が1件ずつもらえるため、効率良く稼げます。
DiDiFood(ディディフード)
- 固定報酬290円+ピック&ドロップ距離報酬45円/km(※自転車の場合)+ブースト+インセンティブ
DiDiFood(ディディフード)は、フードデリバリーサービスには珍しく、まだ首都圏に進出していません。
ですが、今勢いに乗って急成長しているので、今後、すぐに東京に進出してくるであろうフードデリバリーサービスです。
報酬体系は、Uber Eats の旧報酬体系に近いです。
ブーストやインセンティブ(回数クエスト)なども似ています。
Chompy(チョンピー)
- (固定報酬250円+ピック&ドロップ距離報酬75円/km)+待機報酬75円/5分(5分以降は1分毎に+15円))×ブースト
Chompy(チョンピー)も純国産のフードデリバリーサービスです。
基本報酬は低めに設定されていますが、「チャレンジ」というシフト予約を申し込むことで、最低時給保証を受けられたり、ブーストが受けられます。
また、特筆すべき点として、料理が出来上がるまでの待機時間にも報酬が得られます。
アプリが使いやすかったりと、他のフードデリバリーサービスに比べてストレスが少ないのが特徴です。
まとめ
フードデリバリーサービスの報酬体系について比較してみました。
基本報酬が高くても、配達エリアや稼働時間帯によって、配達リクエストが入らないなどもあり、どのフードデリバリーサービスも一長一短があるのが事実です。
また、人によって、高額報酬目当てでなく、働きやすさを重視する人であったり、30分くらいの隙間時間で働きたい人もいると思います。
どのフードデリバリーサービスもそれぞれの良さがあります。
実際に働いてみて、働きやすいサービスを選んでみてください。