筆者は、Uber Eats(ウーバーイーツ)での配達をメインにやっていますが、menu(メニュー)での配達もたまに行っています。
menuでは経験値システムを採用しており(後述)、筆者はようやくレベル17まで到達しました。
そんな筆者が、Uber Eats とmenuの配達のメリット、デメリットについて、解説していきたいと思います。
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目次(押すとジャンプします)
Uber Eats(ウーバーイーツ)とmenu(メニュー)の比較をまとめてみました。
筆者の個人的な意見も含まれてます。
Uber Eats | menu | |
発祥 | アメリカ | 日本 |
アプリの使いやすさ | ○ | × |
アプリの不具合の多さ | × | △ |
報酬の計算方法 | (ピック報酬+ドロップ報酬+距離報酬)-手数料+ブースト+インセンティブ | 基本報酬+距離報酬+ブースト+インセンティブ |
ピック報酬(東京の場合) | 265円 ※2021/5/10より変更になりました |
260円 |
ドロップ報酬(東京の場合) | 125円 ※2021/5/10より変更になりました |
なし |
距離報酬 | 60円/km ※2021/5/10より変更になりました |
距離(㎞)×距離(㎞)×20円 |
報酬の手数料 | ピック料金+ドロップ料金+距離料金の10% | なし |
ブースト | 都市部が高額になる傾向 | 配達パートナーが足りていないところが高額になる傾向 雨の日ブースト |
インセンティブ | 日またぎクエスト(期間中に配達した件数) 雨の日インセンティブ |
経験値システムによるレベルアップボーナス+RANKボーナス |
配達距離計算 | ピック~ドロップ 実際に配達したルート |
現在地~ピック~ドロップ 最短距離をほぼ直線で結んだルート |
配達距離 | 1~3㎞くらいが多い傾向 | 1~5㎞くらいが多い傾向 |
数珠鳴り | あり | なし |
特殊な配達 | ダブルピック | コンボ注文 |
配達依頼を受注してからのキャンセル | 可 | 基本的には不可 |
配達依頼件数 | 多い | 少ない |
料理の量 | 多い | 少ない |
現金配達 | あり | なし |
置き配時の対応 | 写真撮影必須、コメント任意記載 | ※2021/2/25追加 |
お店での待ち時間 | ほぼなし | 店に着いてから作り始めることがよくある |
1時間あたりにこなせる配達件数 | 3~4件 | 2~3件 |
報酬の振込 | 月曜~日曜日締め、翌週火曜日以降振込 | 自分の好きなタイミングで振込 |
※報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
以下に詳細を説明したいと思います。
発祥
- Uber Eats :アメリカ
- menu:日本
Uber Eats は、もともとはアメリカ発祥のタクシー配車サービスから始まっています。
そのせいか、アプリの不具合(日本語が変だったりする)や、対応などが結構ドライなところがあります。
一方、menuは、Uber Eats を真似た国産のフードデリバリーサービスです。
アプリの使い方などは、ほとんど同じなので兼業するのに苦労しません。
アプリの使いやすさ
- Uber Eats :使いやすい
- menu:受注の獲得は早い者勝ちでボタンを長押し
Uber Eats もmenuも専用のアプリで配達依頼を受注します。
アプリはほとんど同じ感じですが、menuに使いにくいところがあります。
配達依頼の受注のとき、Uber Eats では画面をタップすればいいだけなのですが、menuでは画面を長押しする必要があります。
しかも、menuの受注は、複数に連絡がいって、早い者勝ちとなっています。
停止中に受注がくれば問題ないですが、走行中に受注がくると、急停止→場所確認→長押しをしなければならず、焦るので結構危険です。
また、menuのアプリはマップも見にくく、進行方向が上を向くように回転するのですが、運転中ぐるぐる回って非常に見にくいです。
なので、筆者はGoogle Mapを必ず開くようにしています。
アプリの不具合の多さ
- Uber Eats :×
- menu:△
Uber Eats はアプリの不具合が多いです。
日本語が変なのはアメリカ生まれだからしょうがないとして、アプリを開こうとしたらフリーズしたり、料理ピック完了ボタンを押したらエラーがでたり、と筆者もよく不具合を経験します。
一方、menuも多少アプリの不具合がありますが、今のところ、そこまで致命的な問題はない感じです。
報酬の計算方法
- Uber Eats :(ピック報酬+ドロップ報酬+距離報酬)-手数料+ブースト+インセンティブ
※2021/5/10より変更になりました
変更後は、(基本金額(ベース)+配達調整金額)-手数料+ブースト+インセンティブ
- menu:基本報酬+距離報酬+ブースト+インセンティブ
報酬の計算方法は、両者とも異なる部分が多々あります。
Uber Eats にのみ手数料があるのと、距離報酬の計算方法が違うこと、ブースト、インセンティブが全く異なっています。
基本的には、Uber Eats は1件あたり400~500円程度、menuは1件あたり400~600円程度になるのが多い印象です。
※報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
※2021/5/10の変更により、1件あたり300~400円程度になりました。
ピック報酬
- Uber Eats :265円(東京の場合)
※2021/5/10より変更になりました - menu:260円
Uber Eats では、ピック報酬は配達地域によって多少異なるのですが、東京の場合265円です。
一方、menuでは、厳密には基本報酬という名前で260円がつきます。
ドロップ報酬
- Uber Eats :125円
※2021/5/10より変更になりました - menu:なし
Uber Eats では、ドロップ報酬も配達地域によって多少異なるのですが、東京の場合125円です。
menuでは、基本報酬に含まれるのでドロップ報酬はありません。
距離報酬
- Uber Eats :60円/km
※2021/5/10より変更になりました - menu:距離(㎞)×距離(㎞)×20円
Uber Eats では、60円/kmで計算されます。
距離は、ピック先~ドロップ先の実際の走行したルートで計測されます。
menuでは、距離(㎞)×距離(㎞)×20円で計算されます。
距離は、配達依頼受注地点~ピック先+ピック先~ドロップ先の歩行者最短ルートを直線的に結んだ距離で計測されます。
ピック先までの距離の距離報酬ももらえるのはうれしいのですが、ルートが歩行者での最短ルートのため、駅の反対出口方面とかだと、迂回しなければならず、距離料金で損をしてしまうのが不満です。
また、menuは配達距離が短いと、1件あたりの報酬が300円未満になってしまう場合もあります。
その反面、距離が長いと、距離報酬が跳ね上がり、1件あたりの報酬がかなり高額になります。
例えば、6㎞配達した場合、6×6×20=720円が距離報酬となります。
これまでの最高額として、筆者は1件の配達で1,200円ほどになったことがあります。
※報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
報酬の手数料
- Uber Eats :10%
- menu:なし
Uber Eats では、報酬の10%が手数料として自動的に引かれます。
10%はかなり大きいです。
menuでは、今のところ手数料はありません。
ブースト
- Uber Eats :都市部が高額になる傾向
- menu:配達パートナーが足りていないところが高額になる傾向、雨の日ブースト
Uber Eats では、地図上が赤くなるピーク料金と、あらかじめ指定された時間・エリアにつく2種類のブーストがあります。
ピーク料金は、昼、夜のピーク時間に地図上の赤くなった地点のお店の配達の配達を行うと、100~250円くらいが追加で加算されます。
あらかじめ指定された時間・エリアにつくブーストは、1.1×、1.2×、などと示され、報酬の全体が1.1倍や1.2倍になるブーストです。
どちらも、都市部が高額なブーストがつく傾向があります。
一方、menuでもピーク料金のブーストがあります。
menuでは、都市部でなくても配達パートナーが足りていない場合は、100~400円の高額なブーストが付く傾向があります。
筆者が配達している都市部エリアでも、時間は短いですが、よく300円とかのブーストがつくので、Uber Eats に比べて、ブースト報酬は多くもらえる傾向です。
また、雨の日は、必ずと言っていいほど、400円のブーストがつきます。
※報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
インセンティブ
- Uber Eats :日またぎクエスト(期間中に配達した件数)、雨の日インセンティブ
- menu:経験値システムによるレベルアップボーナス+RANKボーナス
Uber Eats では、通称「日またぎクエスト」があります。
月曜~木曜、金曜~日曜に配達した件数に応じて、追加で報酬がもらえます。
また、雨の日はクエストが追加される場合があります。
menuでは、経験値システムによるレベルアップのボーナスと、RANKに応じて報酬が割り増しされます。
1件配達するごとに、基本10EXPもらえるのですが、たまに50EXPとかもらえて、おそらく配達パートナーが足りていなかったり、注文から時間が経っていたりしたときに、割り増されるんだろうけど、未だにルールがよくわかりません。
この経験値がある一定数に達したらボーナスとして追加報酬がもらえます。
また、直近8週間で獲得したEXPによってRANKが決まり、RANKにより1.1倍とか、1.2倍とかのボーナスがつきます。
このボーナスは最大で報酬が2倍になります。
配達距離
- Uber Eats :1~3㎞くらいが多い傾向
- menu:1~5㎞くらいが多い傾向
Uber Eats は、ショートピックになりやすい傾向があります。
ドロップ先も近くて1㎞未満、遠くても3㎞ほどが多いです。
ただ、現金案件だと、たまにドロップ先5㎞とかもありました。
一方、menuは、ピック先が遠くても配達依頼が入ることがよくあり、2㎞くらいは普通です。
また、ドロップ先が4~5㎞くらいということもよくあり、配達距離が長い傾向があります。
筆者はこれまでの最長で6.2㎞の配達がありました。
数珠鳴り
- Uber Eats :あり
- menu:なし
配達先に着きそうになった時に、別の配達依頼がくることを、通称「数珠鳴り」と呼ばれています。
数珠鳴りすることで、配達終了後の待機時間が減らせて効率良く稼ぐことができます。
ただし、配達先を見つけるのに手間取ってしまった場合、結構焦ります。
Uber Eats は数珠鳴りがありますが、menuは数珠鳴りしません。
特殊な配達
- Uber Eats :ダブルピック
- menu:コンボ注文
特殊な配達として、Uber Eatsではダブルピック、menuではコンボ注文があります。
ダブルピックは、お店で2件分の料理を受け取り、2カ所に配達することです。
ドロップ報酬が2倍になるのと、距離報酬がお店~1件目+1件目~2件目になります。
一方、コンボ注文は、1つの配達先に2カ所のお店の料理を届ける配達のことです。
2カ所のお店の距離は100200m以内で、2カ所のお店から料理をピックアップして、配達先に届けます。
※2021/2/25から200m以内に変更になりました。
コンボ注文の場合は、報酬が150円追加されます。
配達依頼を受注してからのキャンセル
- Uber Eats :可
- menu:基本的に不可
Uber Eats の場合、配達依頼を受注してからもキャンセルは、アプリ上で可能です。(通称「受けキャン」)
ただし、受けキャンは注文者に迷惑がかかりますし、受けキャン率が高いと運営から警告があり、最悪の場合、アカウント停止になる可能性があります。
menuの場合は、配達依頼を受注してからもキャンセルは基本的にはできません。
どうしてもキャンセルしたい場合は、サポートに電話するしかありません。
また、両者とも、お店から料理を受け取った後にキャンセルすることは禁止になっています。
配達依頼件数
- Uber Eats :多い
- menu:少ない
地域によって異なるとは思いますが、筆者が配達している地域の配達依頼件数は、圧倒的にUber Eats >>menuです。
というか、menuは、平日はピーク時間(11~14時)しかほとんど鳴りません。
(夜の時間帯では行ったことがないのですが、夜もピーク時間しか鳴らない気がします)
その代わり、配達パートナーの数もUber Eats >>menuなので、受注依頼獲得が早い者勝ちのmenuでも、ほぼほぼ確実に獲得できます。
料理の量
- Uber Eats :多い
- menu:少ない
地域によって異なるとは思いますが、筆者が配達を行う地域では、Uber Eats は、1人前の注文ももちろん多いのですが、家族分まで注文するケースが多い印象です。
それに対して、menuは弁当一つなど、1人前で一つだけの料理を注文するケースが多いように感じます。
また、Uber Eats では、ダブルピックも多々あるので、ウバッグがパンパンになりやすいです。
現金配達
- Uber Eats :あり
- menu:なし
Uber Eats では、現金配達をOFFにもできますが、現金配達をONにすることで、配達依頼件数が多くなります。
その代わり、小銭を用意したり、お釣りの受け渡しなどの手間があります。
一方、menuでは現金配達はありません。
置き配時の対応
- Uber Eats :写真撮影必須、コメント任意記載
- menu:
なし写真撮影必須、コメント任意記載
Uber Eats もmenuも玄関の外に料理を置く、置き配設定が可能です。
置き配の場合、Uber Eats では、料理を置いた場所の写真撮影が必須、置き場所などのコメントを任意で記載する対応が必要です。
menuの場合は何も対応する必要がありません。
2021/2/25からmenuでも写真撮影が必須になりました。
ただ、何もしないと心配なので、筆者は、インターホンを押して確認しています。
お店での待ち時間
- Uber Eats :ほぼなし
- menu:店に着いてから作り始めることがある
Uber Eats の配達では、お店が混雑していなければ、お店に着いたら料理をすぐ受け取れることが多いです。
一方、menuでもすぐ料理を受け取れることが多いですが、たまに、お店に着いてから料理を作り始めることがあります。
そのお店では、以前、1時間待っても配達パートナーが来なかったことがある、ということをおっしゃっていました。
地域によるんだと思いますが、筆者の地域では、待ち時間はUber Eats <menuという印象です。
1時間あたりにこなせる配達件数
- Uber Eats :3~4件
- menu:2~3件
Uber Eats では、ショートピック、ショートドロップがよくある傾向で、その場合は1件あたり10~15分で配達を完了できるので、1時間に3~4件の配達をこなすことが可能です。
一方で、menuは、ロングピック、ロングドロップがよくあり、ピックで2~3㎞、ドロップで3~4㎞がざらにあります。
ですので、2~3件こなすのがやっとです。
報酬の振込
- Uber Eats :月曜~日曜日締め、翌月曜日振込
- menu:自分の好きなタイミングで振込
Uber Eats では月曜~日曜日の一週間の報酬を翌週の火曜日以降に振り込んでくれます。
振込の早さには驚きです。
一方、menuでは自分のタイミングで報酬の振込を依頼できます。
ただし、20,000円以下の場合は手数料(400円)がかかるのと、月4回以上の振込の場合も手数料(400円)がかかるので、注意が必要です。
まとめ・結論
Uber Eats とmenuについて、実際に配達パートナーとして活動してみて、いくつかの項目について評価してみました。(あくまでも個人的な見解です)
Uber Eats | menu | |
アプリの使いやすさ | ○(使いやすい) | ×(長押し、マップが使いにくい) |
アプリの不具合 | ×(多い) | △(不具合はあるがなんとかなる) |
1件あたりの報酬 | △(400~500円程度) | ○(400~700円程度) |
ブースト、インセンティブ | △(都市部でのみ多い、短期間の配達件数による) | ○(都市部でなくても多く稼ぎやすい、レベルアップボーナスはトータルなので達成しやすい) |
配達依頼件数 | ○(多い) | ×(ピーク時間以外はほぼ鳴らない) |
配達距離 | ○(短~中距離が多い傾向) | △(中~長距離が多い傾向) |
ピーク時間の稼ぎやすさ | ○(配達依頼件数多い、都市部でのみブーストがつく) | ○(配達依頼件数多い、都市部でなくても稼げる) |
ピーク時間外の稼ぎやすさ | △(ブーストなどはないが配達依頼件数はそこそこある) | ×(ほとんど鳴らない) |
※報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
筆者が行っている配達エリアでは、menuはピーク時間以外は配達依頼がほとんど入りませんが、レベルアップボーナスや長距離の配達の距離報酬、ブーストなどが魅力的で、ピーク時間の1、2時間だけの配達なら、効率良く稼ぐことができます。
下記は、menuでピーク時間の約2時間で配達した結果です。
簡単に時給2,000円以上を達成できました。
また、Uber Eats も、長時間こなしてクエスト報酬を獲得したり、ブーストがつきやすいエリアに配達しに行けば、時給2,000円以上も可能になります。
Uber Eats とmenuで、どちらが稼げるかといえば、配達地域や配達時間により、ケースバイケースとなってしまいます。
筆者の場合は、Uber Eats の日またぎクエストが達成できそうなときはUber Eats のみ、雨の日は基本的に稼働しないので無理そうな場合はmenuで配達したり、Uber Eats で稼働していて、依頼が少なそうであればmenuに切り替える、などしています。
Uber Eats もmenuも、登録は全てオンライン上で簡単に無料でできます。
この機会に登録しておいて、両方を組み合わせて効率良く配達してみてはいかがでしょうか?。
他にも、最近は出前館も配達パートナーを募集しています。
筆者は今、出前館にも登録中です。
今後、比較レビューを書きたいと思います。
参考記事